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そもそも「施工管理」ってどんな仕事?

「地図に残る仕事ができる」「若手人材の売り手市場である」といった魅力から、注目を集める建設業界。中でも未経験・異業種からでもチャレンジが可能かつ、十年後でも二十年後でも安定した仕事が得られる、いわゆる「手に職」がつけられる職業として注目したいのが「施工管理」です。

当ページでは施工管理の若手育成に力を入れるワット・コンサルティング監修のもと、施工管理とはどのような仕事なのか、その魅力や将来性を紹介します。

「四大管理」を手掛ける施工管理の仕事内容

施工管理とは、建物や土木の現場、電気設備など、様々な施工の現場に欠かせない管理業務を手掛ける職業(技術者)のことです。主に四大管理と呼ばれる管理業務を担当します。

工程管理

工程管理とは、建設現場の工期を遵守するため、全体のスケジュールを管理・調整する業務のことです。工程スケジュール(工程表)の作成や、必要な職人、使用する機材の手配の他、作業が遅れた場合の調整なども、この工程管理に含まれます。

計画通り効率よく現場の作業が進むように、その場その場での指示を出しながら、同時に柔軟な対応を求められる、まさに現場の責任者としての業務です。

原価管理

原価管理は読んで字のごとく、工事にかかる費用(原価)を管理する業務のことです。建設現場では多数の資材や多くの職人が必要となるもの。会社が適切な利益を得られるよう、常に原価を意識して動く必要があります。

人件費や材料費、重機にかかる費用を計算し、見積書を作成するのが主な業務内容ですが、スケジュールの遅れやアクシデントが発生した場合、追加費用を計算し、利益を確保するといった対応も必要です。

品質管理

品質管理は、施工した建築物や設備が設計書通りに仕上げられているか、品質のチェックや報告書類を作成する業務のことです。

設計書通りの施工ができるよう説明用の図面を作成し現場で指示を出す他、各工程で品質を証明するための記録写真の撮影、その報告書や書類の作成なども含まれます。

安全管理

現場で作業を行うすべての人が事故に合わないよう、安全な環境を整える業務のことです。

手すりの設置や消火設備の設置や点検、高所作業時の安全策の立案、ヒヤリハットの分析と改善策の周知といった現場の安全管理はもちろん、周辺住民や通行人の安全管理も含まれます。

また、雨天の際などに作業を進めるかなど、工程管理との兼ね合いで動く必要もあります。

「施工管理に向いている人は?」
建設会社の研修担当にきいてみました

答えてくれたのは…
浦澤 誠一 氏

ワット・コンサルティング
未経験者向け研修担当
浦澤 誠一 氏

施工管理は、お施主様の希望する建物を図面や指示書にまとめ、多くの専門会社や職人さんに指示を出し、満足いただける建物をつくりあげていく仕事です。
家であれば幸せの空間、オフィスであれば効率的な空間、レジャー施設であれば楽しい空間といった、多くの人にとって素晴らしい空間をつくりあげ、完成後「ありがとう」と言ってもらえることにやりがいを感じられる人が向いていると考えています。
また、多くの職人さんと関係を深める必要があるため、コミュニケーションに抵抗がない人、日々変わる現場の状況を把握し、臨機応変に対応できる人も施工管理の仕事に向いているでしょう。
ですが何より、新しい技術や刻一刻と変わり続ける情勢の中で、施工管理だけでなく建設業界自体に興味を持ち、常に学ぶ姿勢を持ち続けられる人が、ずっと活躍できる施工管理になれると思います。

未経験から「施工管理」になるには?

「施工管理」は専門的な知識や技術が求められる、いわゆる「技術者・技術職」。未経験で就職するのは難しいと考えられがちですが、2023年4月ハローワークの発表によると、建築・土木技術者の有効求人倍率は6.99倍(前年同月比0.32ポイント上昇)となりました。また求人の中でも1/3は未経験OKと、完全な売り手市場となっている状態です。

「施工管理」の仕事自体は、無資格・未経験でもチャレンジできるもの。現場で先輩たち指導を受けながら経験を積み、知識・技術を学んでいくこととなります。その上で、「施工管理技士」の資格を得ることで、安定して業界で働いていける「手に職」が身につくといえます。

施工管理の資格「施工管理技士」とは

施工管理技士は、建設業法第27条に基づき国土交通大臣指定機関が認定する国家資格です。「土木」「建築」「電気工事」「管工事」「造園」「建設機械」の6種類に分かれています。

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株式会社レビューが運営する暮らしに役立つ情報メディア「電気資格研究所JABO(https://jafmate.co.jp/electric/)」にて、2022年12月に取得した「土木・建築の仕事で役に立つ資格アンケートの調査結果によると、1位は「建築士(一級建築士)」、次いで「土木施工管理技士」という結果でした。

四年制大学を卒業することが取得の条件である一級建築士と同様に重視される資格であり、建築業界で重視される技術者であるということがわかります。

2級施工管理技士の資格であれば、一般建設業の許可を受ける際に必要な「営業所ごとに配置する専任の技術者」及び「建設工事における主任技術者」として認められます。さらに1級施工管理技士の資格を取得すると、特定建設業の「営業所ごとに置く専任の技術者」及び現場に配置する「監理技術者」として認められます。

2級施工管理技士の実地受験資格を得るためには大学の建築系学科を卒業後1年以上の実務経験、指定学科以外の場合は卒業後1年6カ月以上の実務経験が必要です。施工管理技士の資格を取得することで、より大規模な現場や難しい工事を任され、より安定した収入を得られるようになります。

「未経験からでも本当に大丈夫?」
建設会社の研修担当にきいてみました

浦澤 誠一 氏

ワット・コンサルティング
未経験者向け研修担当
浦澤 誠一 氏

通常、未経験で建設会社へ入社し、施工管理の仕事に就くと、およそ1~2週間程度の基礎研修を受けたのち、すぐに現場へ派遣されます。上司や先輩社員の元、実地で知識や技術、職人さんとのやりとりなどを覚えていくのが一般的です。
この方法でももちろん施工管理の仕事を身に付けることも可能ですが、知らないことばかりの状態で日々の業務に忙殺され、なかなか成長が実感できないという状況に陥りやすいかもしれません。
その問題を解決するため、若手の施工管理者の育成に力を入れるワット・コンサルティングでは、入社後は2ヵ月に及ぶ未経験者向け研修を実施しています。業界では「専門学校並み」とも評される自社スクールで、大手ゼネコン・サブコン出身の専任講師による総時間326時間に及ぶ研修を行うことで、現場に出る前に必要となる技術や、どういった点に気を付けて業務にあたるべきかという生きた知識を身に付けられます。
もちろん「施工管理技士」の資格取得のためのサポートも充実しており、2023年4月現在、未経験からの資格試験の合格率は74.8%で、全国平均の48.4%と比較して、大きな成果を挙げている状況です。
未経験から施工管理の仕事を目指すのなら、ワット・コンサルティングのような研修の充実した企業を選ぶことをおすすめしたいです。

未経験から施工管理になる近道
ワット・コンサルティングの研修に密着

「施工管理」の魅力とは

施工管理という仕事の魅力のひとつは、上記でも紹介した通り「手に職をつけることで、どんなときでも安定した仕事に就ける」というもの。その他にもどのような魅力があるか、考えていきましょう。

「地図に残る仕事」ができる、ものづくりの達成感

施工管理の魅力は、なんといっても「ものづくり」の最前線で活躍できることです。建設という大きなプロジェクトの中で、多数の職人やスタッフと関り、それぞれの力を終結させ、ひとつのものをつくりあげていく。その達成感を「やりがい」に感じている方が多いようです。

「建設したものが地図に残る」「自分が携わった建物が人々につかわれている」といった、社会的な意義も実感できる仕事です。

給与額が高く、安定して収入が得られる

施工管理に限らず、建設業界は平均年収が高めなのが特徴です。

厚生労働省による職業情報提供サイト「jobtag」の資料によると、建築施工管理技術者の全国平均年収は586.2万円。ただし、勤務先や就業年齢などもバラつきがあるため、実際の年収は300〜600万円と幅があるようですが、それでも全職種の平均年収よりも約100~150万円高いことがわかっています。

施工管理の給与は実務経験や施工管理技士の資格の有無が大きくかかわります。自ら学ぶ姿勢は必要ですが、収入アップの条件がわかりやすいともいえるでしょう。

参照元:厚生労働省「jobtag」(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Search/Result?keyword=建築施工管理技術者

「施工管理のやりがい」
建設会社の研修担当にきいてみました

浦澤 誠一 氏

ワット・コンサルティング
未経験者向け研修担当
浦澤 誠一 氏

施工管理はたくさんの職人さんたちと協力し、時には発生するトラブルを解決して乗り越えたときの感動、完成したときの達成感、その建物を利用する人たちを見たときの感動。施工管理は「やりきった」ときに「やりがい」を強く感じることができる仕事だと思います。
ですが施工管理の仕事は専門的な知識が要求される、多岐に渡る業務内容であることから、途中で挫折をしてしまいそうになる方が少なくないのも事実です。
ワット・コンサルティングでは、若い施工管理者が挫折をしないように2ヵ月に及ぶ充実した基礎研修だけでなく、現場での悩みやキャリアプランについても常に相談できる体制を整えています。今までの仕事で達成感を得られなかった、挫折をしてしまったという方でも、「やりがい」を感じてもらえるようにサポートしていきます。

取材協力 Cooperation

専門スクール並みの研修で
未経験からでも技術者へなれる

ワット・コンサルティング

Wat Consulting

ワット・コンサルティングは主に建設技術者の人材派遣事業に携わる企業です。建設業界の若手の術者育成機関としての側面も持ち、資格専門スクール並みのカリキュラムの研修を実施することで、まったくの未経験からでも資格を取得することで「手に職」が付けられることから注目を集めています。